【プロフィール】
河本健一さんは川尻小学校出身です。
大津高校を1985年卒業後、東京大学へ進学。
卒業と同時に通産省(今の経産省)へ入省。
その後1996年にワシントンDCのジョンズ・ホープキン大学に留学後、ジェトロ・ニューヨーク事務所勤務。
帰国後 経産省・復興庁への出向などで活躍され、2020年7月にジェトロ・ニューヨーク事務所長として
赴任され、日米間の輸出入の拡大に取り組んでおられます。
【season’s greetings】(年末年始のご挨拶)
大津緑洋高校
東京支部の皆さんへ
”Live Together”(共生)
2020年7月末、コロナ・パンデミック真っ只中のニューヨークに赴任して以来、
3度目のホリデーシーズンを迎えました。
今やニューヨークせは「コロナとの共生」がすっかり定着した感があり、街なかで
マスクを着けている人は圧倒的に少なくなりました。仕事面でもインパーソン(対面)
とオンラインとを併用する「ハイブリッド型」が一般的になっています。
私自身のプライベート面では、今年二つの大きな動きがありました。
1つは、6月に妻が合流し単身赴任に終止符が打たれたこと。「妻との共同生活」が再開し、
日々の暮らしに潤いがもたされました。
もう1つは、10月にロンドンマラソンを2:54:41で完走し、世界6大マラソン(ニューヨークシティ、
ボストン、シカゴ、東京、ベルリン、ロンドン)を走り終えたこと。次なる目標は、そのうち唯一
3時間を切れていないベルリンマラソンを2時間台で走り、6代マラソンを全てサブスリー(フルマラソンで
3時間を切ること)を達成することです。今のところ日本人で11人しか成し遂げていないこの偉業の
達成に向けて、私の「マラソンとの共生」はこれからも続いていきます。
米国でも、11月中間選挙の結果、連邦議会が「ねじれ構造」となることになりました。
米国内での「分断」の深刻さを象徴する出来事で、こちらの「共生」はなかなか果たそうにありません。
地球規模での民主主義と専制主義との「分断」が先鋭化しており、世界各国の「共存」の実現も先行き
不透明です。そうした中、個々人の間では、互いの意見や立場を尊重し合い「共生」できる関係を
築いていきたいものです。
皆様にとって、来る2023年が素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
2022年12月
河本 健一
ジェトロ・ニューヨーク事務所長/北米調整センター長