故坂倉秀典さんのご子息、坂倉善右衛門さんが、第12回陶美展にて大賞を受賞

令和6年11月、日本当芸美術協会主催の第12回陶美展に200点の出品があり、日本を代表する服飾デザイナーのコシノヒロコさんや、

日本画家の千住博さん、日本陶芸美術協会会長で有田焼人間国宝の14代今泉今右衛門さんら5人の審査員が様々な角度から、入賞・入選作品を選ばれました。

大賞は、最終2点の中から萩焼の坂倉善右衛門さんの作品「月煌彩器」が選ばれました。全体は黒褐色にしあげられ、底部だけに月の煌びやかな灯をイメージした薄い橙色に彩色されているところが高く評価されたものです。善右衛門さんの父、坂倉秀典さんは、香月画伯の弟子であり、大津高校美術科教員、香月泰男美術館の館長も務められました。

善右衛門さんは、画伯による「シベリアシリーズ」の基調である「光のない黒」を、自身の作品にも表現すべく、黒褐色の作品制作に挑んでおられたとのことです。

 

受賞作品は、令和7年1月22日から27日まで、日本橋高島屋S.C本館6階 髙島屋美術画廊で展示されますので、是非ご覧ください。

(長門時事令和6年11月29日掲載より)